パラグライダーとの出会い

それは1997年の2月ぐらいだったと思います。
大学1年だった私は、そのころ始めたスキーに夢中になっていました。そこで大鰐スキー場にいったときのことでした。
スキー場の山の頂上の付近でカラフルな物体が浮かんでいるのが目に入りました。
「なんだろう・・・?」
最初は何なのか全くわかりませんでした。
凧揚げにしてはでかいし・・・?よく見ると動いているし・・・?
そこで少しの間眺めていると、ある友達が「パラグライダーじゃないかな?」
お〜あのふわふわ浮かんでいる物体がパラグライダー!!
パラグライダーはテレビなどで見たことがあったが、現物を見たのは初めて!!
のどかにふわふわ浮かんでいるその雰囲気が
面白そうだなぁ、やってみたいなぁという気持ちにさせました。
しかし、次に考えたことは・・・
習うのにお金がかかるだろうなぁ・・・。
お金のない学生の身分では無理だよなぁ・・・

ひとまず飛んでいるところに行って様子を見てみようという話になり、
いざそこへ行こうとしたとき・・・
隣のゲレンデ!!、しかも山頂!!
帰ってこられないかも・・・。
そのころのスキーの技術があまりにも未熟だったために、頂上まで上ったら降りてこられなくなってしまう・・・。
結局、そこまで行くことができませんでした。

それからも、同じ大鰐スキー場で飛んでいるのを一二度見かけることがありました。
見かけるたびに、どのような物なのだろう?、どのようにすれば飛べるのだろう?、と
気持ちは膨らむばかり・・・。
この頃、いろいろな意味で大学生活に行き詰まりを感じ、
何か新しいことにチャレンジしたい気持ちでいっぱいでした。
そんなとき、パラグライダーという空を飛ぶ、なかなか出来ないスポーツにとても惹かれはじめていました。

スキー場で飛んでいるのだから、この近くに案内の看板くらいあってもおかしくない!!と思い、
ある日のこと、スキー場から帰るときに、注意しながら道を歩いていると、
「Blue Sky」というパラグライダースクールの看板を見つけました。
(今思うと不思議なものです。4月からはこのスクールに入ることになるとは・・・。)
その看板には、くわしいことは何も書いていなかったのですが、
スクールで学ばなければ飛べない=かなりお金がかかる!
無理だよなぁ・・・

でも機会があったら絶対にチャレンジしてみよう!!
と、そのとき思い
した・・・。