MAX レンズモジュラーの結論
GoPro11 mini に水平ロック状態で広角撮影がしたく、MAXレンズモジュラーを装着してしばらくパラ動画の撮影をしていました。
MAXレンズモジュラーはGoProシリーズの水平ロック機能を利用したまま、広角動画が取れる利点があります。しかし、その反面選択できる撮影設定にかなり制限が入るので、パラ空撮に向いているか?ちょっと確認していました。
私の結論は、MAXレンズモジュラーはパラ空撮には合わない、向いていないです。
まず、水平ロックですが、確かに機能していますが、パラグライダーの場合傾いているのが水平になる程度、もともと画像に揺れも少なく、回転するわけではないので、効果は期待したほど大きくなく、画像に差があまりない。
それに対して、4K→2.7Kしか取れなくなるデメリットがかなり大きい。空撮ですので、景色が基本的に遠いです。解像度はもろに影響して、一度4K見てしまうと、2.7Kのぼやけた映像は耐え難い・・・。
あとは、広角モードもMAXレンズを装着するとMAX super viewか、広角の2択しか選べなくなる。このMAX super viewが確かにすごい広角だが、画面の端がゆがむタイプで、パラでは酔いそうな画像となる。それを防止するために広角モードにすると、今度はMAXレンズを装着していないときのSuper viewモードより画角が狭くなり、映像範囲がかなり狭くなってしまう。ちょうどよい画像が歪まない広角が選べなくなってしまう問題があり。
最後は、色味が少し変わることがわかりました。少し、色がにじみ、白っぽくなる。解像度の低下影響もあると思うが、結構違和感のある色味が特に日陰の暗い部分に見られる。
結局、この4点からパラグライダーの空撮では標準レンズに戻すことにしました。
ちなみにMAXレンズ自体の性能がすごく、超広角の水平ロックは用途によっては効果大と思います。パラグライダーの空撮には向かなかっただけですので、しかも私的な意見です。参考まで。
で早速実際の画像比較。
MAXレンズモジュラー装着、MAX super Viewモード
画面の端が歪む、画像がぼやける、日陰部分の色がにじむ。
MAXレンズモジュラー装着、広角モード
画面の端の歪みは改善したが、画角が狭い、画像ぼやける。
標準レンズ装着、Super Viewモード
傾きあるが、やはりこれが一番きれいな画質。